在宅支援室って?

 在宅支援室は平成11年4月より看護科に新設された部署です。

 様々なサービスが混在して在宅生活を送っている方が入院する場合或いは退院する場合に連絡ミスや遅れによってトラブルが発生することが多々見られます。福祉や保健サイドには奥手の人が多いので?なかなか病院に対して積極的にアプローチしてくれません。また新たに在宅サービスが必要となる方が発生するのはほとんど病院からです。従って病院に情報発信源が必要となります。在宅支援室の目的は病院に発信源を置くことでした。

 しかし在宅支援室に集められた情報は単に在宅サービスで活用されるものばかりではありませんでした。本人に対してより良い医療をするためには本人を取り巻く家庭環境、社会的状況というものが大変役に立ちます。場合によってはそのことが今後の治療方針を決定する上で一番大切なものになることがあります。そうしてみるとこの情報は病院自体にとっても非常に大切なものだということがわかってきました。

 今後の在宅支援室に求められるのは本人に関する客観的な情報を集めることとそれを管理して活用すること、そして効果的に発信することです。医療を主体とする病院にとっても非常に大切な仕事になると考えられます。

活動内容