1 | 病気を診断、治療する。 |
2 | 病気を発見する。 |
3 | 病気の悪化を防ぐ。 |
4 | 病気を予防する。 |
5 | 患者のQOLを高める。 |
6 | 精神的支えとなる。 |
7 | 地域経済を活性化する。 |
ざっと上げただけで病院には上記のような役割がある。このうち1と2は現在普通に行われている。3も何とか行われている。しかし4以下はほとんど病院の仕事とはとらえられていない。しかし介護保険に絡んだり、診断書を書いたり、身障手帳の発行に協力することはQOLを高めることに他ならないし、例え医者自身には実感が無くても病院があることで地域のお守りのような役割を果しているのも事実である。(実際どのくらい役立つかは別にしても)
また診療所にしても年間数億円の大商いをしているわけで地域に与える経済効果というものも多大なものがある。雇用の面でも貢献度は高い。従って経営が傾くことにより地域経済に与える影響も無視できないのである。そのためある程度地域経済に対しての責任も伴ってくるはずである。(これはあまり表沙汰にはならないが)
病院が急性期の対応のみするのであれば1と2だけ行っていれば良いのであるが、慢性期へ対応するということは3以下の役割も果していくことである。(7は別格として)
地域が病院に求めるニーズはさらに広がる可能性がある。私たちはそのニーズに無関心であってはいけないと思う。